体重を減らすことだけを目的に、極端に食べる量を減らしたり、いわゆる単品ダイエット(リンゴ、ヨーグルトなど特定の食べ物だけを食べて痩せるというもの)を行うと、体に必要な栄養が不足するため、それを補うために筋肉や骨が分解され、脂肪のつきやすい(太りやすい)体質になり、いわゆる「リバウンド現象」をまねきます。また、筋肉が落ちることにより体脂肪率も高くなるため、健康にも悪いです。正しい減量(筋肉を落とさず、体脂肪だけ減らす)を行えばリバウンドもしにくく、体も引き締まり、健康を損なうことなくやせられます。
トランス脂肪は何ですか
肥満かどうかを判断するためには、自分の体脂肪率を知る必要があります。体脂肪計を使わないと実際の体脂肪率が高いか低いかはわかりませんが、身長と体重から導き出されたBMI(body mass index)は体脂肪率との相関が高く、だいたいの目安になります。下のフォームを使うと簡単にBMIが計算できます。BMIは22が標準で、いちばん病気になりにくいと言われています。
圧力包帯を適用する方法
スポーツをしている人は筋肉が多い分、BMIが高めになり、それほど体脂肪率が高くなくてもBMI基準では肥満と判定されてしまう場合があります。その点、体脂肪率の方がより的確に太りすぎ・やせすぎの目安になるため、BMIよりも体脂肪率を基準にするのが好ましいでしょう。体脂肪計をお持ちの方はBMIよりも体脂肪率を標準値にすることを目標にしてください。
特別なニーズは何ですか?
体脂肪計を持っていない人のために、体脂肪率簡易計算フォームを作りました。肩甲骨の1~2センチほど下の部分と、腕を伸ばした状態で二の腕の力こぶの反対側(上腕三頭筋の側)の中央部分の皮下脂肪をそれぞれ軽くつまんだときの厚さの合計からおよその体脂肪率を計算します(キャリパー方式)。個人差もあるかもしれませんが、作者の場合、タニタの体脂肪計で計った体脂肪率とかなり近い数字になります。
統計的にみた年齢・性別ごとの標準体脂肪率は以下の通りです。この数字より高すぎても低すぎてもさまざまな病気にかかる確率が高くなります。
性別 | 30歳未満 | 30歳以上 |
男性 | 14%~20% | 17%~23% |
女性 | 17%~24% | 20%~27% |
体脂肪計をお持ちでない方も、できれば体脂肪計を購入して毎日体重・体脂肪率を記録することをお勧めします。数値として運動・ダイエットの成果を目に見える形であらわすと達成感が得られ、続けていこうという意欲がわきます。体脂肪計の中には体脂肪率を1%単位で表示するものもありますが、できれば0.1%単位で計れるものの方が変化が把握しやすく、またグラフにする場合も線が滑らかになり、見やすくなります。
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